
一般に医学・医療の世界では患者さんを病気やけがなどの視点で見ていきがちと言われていますが、リハビリテーションの領域では、患者さんを生活者の視点で見ていきます。世界保健機関(WHO)は従来からある「国際疾病分類(ICD)」という病気やけがの視点から見た世界共通の分類に対して、その補助分類として「国際生活機能分類(ICF)」という「生きることの全体像」を示す共通のものの見方・捉え方を提案しています。ICFは患者さんを「健康状態」(病気やけが等)に加えて「生活機能」(心身機能・構造、活動、参加)の分類と、それに影響する「背景因子」(環境因子、個人因子)からなる生活機能モデルに当てはめて、患者さんの生き方全体を見ていくという考え方です。
当院は回復期リハビリテーション専門病院として、ICFに沿ってすべての職員が一丸となり、患者さんそして御家族と連携・協力しながら生活機能の向上をめざして治療に当たります。また、地域の保険医療機関、介護事業所、行政機関などとも連携し退院後の生活につなげていきます。
リハビリテーションの領域では患者さんの退院後を(地域)生活期といいますが、生活支援の一環として、外来リハビリテーション、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション等を行っています。また、自動車運転再開支援、就労支援など就労世代への支援、地域リハビリテーション事業などを通して病気やけがの予防としての健康づくりのお手伝いなど、当法人全体で取り組んでいきたいと思います。
1000年前の名著「更級日記」のスタートとなる地を記念して名付けられた更級の地の、「上総更級公園」に隣接して当院が開設されたのは平成26年(2014)4月のことでした。初代院長鷹野昭士先生のかかげた患者中心のリハビリテーション、質の高いリハビリテーション、地域に根ざしたリハビリテーションという理念を継承し、医師、看護師、介護福祉士、看護補助者、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士、薬剤師、管理栄養士、診療放射線技師、その他事務系、サポートスタッフなど職員一同が各職種のそれぞれの専門性を活かし、患者さん、御家族とともに生活再建を目指したリハビリテーション医療を進めて参ります。
リハビリテーション病院さらしな
院長 古口徳雄
すべては患者様(利用者様)のために
- 患者様(利用者様)に寄り添った医療・介護を提供する
- 医療・介護を通じて、地域のより健康な生活を支える
- 信頼と安心のある笑顔溢れる職場をつくる
病院名称 | リハビリテーション病院さらしな |
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所在地 | 〒290-0050 千葉県市原市更級1-5-3 |
開設者 | 理事長 鈴木 淳宙 白金会 法人サイトはこちら » |
院長名 | 古口 徳雄 |
病床数 |
120床
(2階回復期リハビリテーション病棟 入院料【Ⅰ】60床) |
診療科目 | リハビリテーション科 |
開設日 | 平成26年4月1日 |
電話番号 | 0436-25-2345 |
FAX番号 | 0436-20-0301 |
交通アクセス |
JR内房線五井駅東口より徒歩約10分~15分 詳細はこちら » |
診療時間 |
08:30~16:30(日曜休診) |
指定・認定資格など |
総合内科専門医 日本リハビリテーション医学会:認定医・専門医・指導医 日本内科学会:内科認定医 日本抗加齢医学会:専門医 日本臨床内科医会:臨床内科専門医 日本生活習慣病学会:認定管理指導医 日本糖尿病協会:糖尿病療養指導医 日本臨床栄養学会:認定臨床栄養指導医 日本神経学会:神経内科専門医 労災指定医療機関、生活保護指定医 |
学会認定施設 | 日本リハビリテーション医学会研修施設 |